先物ショックをうけたまま、午前6時起床。
綺麗に晴れているが、糞寒い。
銀マットを剥がし、狭い車内でズボンを履き、
気合で外に出て窓を拭く。
この寒さではとても登山は無理だと覚悟する。
展望駐車場。
当然誰もおらん。誰も走ってない。糞寒い。
というか風がヤバすぎ。
手が震えてまともな写真も取れず、さっさと車の中へ退散。
明智平。
とうぜん閉まっている。誰もいない。
天気はカラッとしているが、とにかく寒い。というか風が冷たい。
なんという山だか知らないが、寒空の中どっしりとそびえている。
雪帽子が余計に冷たさを感じさせる。
自分へのご褒美とばかりに自動販売機に駆け寄ったら、温かいのは小さなコーンポタージュ以外
売り切れ。他にも買いに来るもの好きも居るんだな。
なんておもっていたら、スリッパ履きしてた靴が風に飛ばされた。
途中で追いついたから良かったものの…
先物に勝ったままだったら靴が飛ばされたとしてもネタの一つぐらいにしか思わないのだろうが、
今となってはあんな数千円の物さえ失いたくない貧乏性に陥っている。
やってきました中禅寺湖。
ぜんぜん車が走ってない。
ここは県営駐車場さえ有料(しかも湖から離れている)
という所だが、今はどこでも止め放題。
県道250を通って半月山から中禅寺湖を望もうと思ったが
…通行止め。
除雪車が止まっていた。小生は除雪車といえば重機みたいなものしか想像できなかったが、
こんなものもあるんだな。これを除雪車と読んでいいのかどうかはわからないが。
ちなみに、かの松木渓谷を歩いてくるとこの道路に出る。
夏には足尾からここまで歩いて、タクシーで足尾に戻る予定である。
再び中禅寺湖から。
遊覧船もさすがにお休みか。
船なんか乗ったら、なおのこと寒いだろう。
北側の湖岸、菖蒲ヶ浜。
風が強く砂埃が立っているのが見えるだろうか。
遊覧船が停泊している。
上下に駐車場がある。
滝の上側の駐車場に止めて整備された道を歩く。
道の向こうに湖も見渡せる。
すぐに休憩所みたいな広場につく。ここが竜頭の滝らしい。
御覧の通り滝というより急な川だ。
それでも水量はかなりのもの。
ここに落ちたら冷たさで狂い死にしそうだ。
あくまで中禅寺湖のついでに見るところだ。
中禅寺湖が見る価値有るかといえば疑問だが、華厳の滝は見るべきだろう。
湯の滝駐車場。
冬季期間につき無料。
いろいろおかしい。
木道が造られ、滝を目前に眺められる。
それなりの水量がそれなりの落差を広がり落ちる、
なんというか冗長な滝だ。
名前の通り?硫黄之匂いがかなりする。
中央の岩のせり出しが、仁王のように見えるとのことだが…
風が少し治まってきたので、
少し戻って戦場ヶ原を歩く事にする。
写真は道中の三本松茶屋からのパノラマ。
道は…完全に雪。かなりシャーベット状になっている。
持っててよかったアイゼン。早速装備する。
硬い雪の上をざくざく歩く。これは快適!
道中の木橋から。
透き通った水がよけい寒々しい。
これだけ透き通った水で、他の人もいないとなれば、
飲んでみたり立ちションしてみたくなったりするものだが、
今回に限ってそれはない。
チンコが凍る。
初めは湿原沿いを歩かず小田代ヶ原を目指したが、
雪で道がまったくわからん…ので引き返す。
途中で爺さんに会い、挨拶がてら
道が分からないから危ないだろうと忠告するが、爺さんはそのまま進んでいった。
なんでも木道が凍っていて湿原沿いは諦めたようだ。
持っててよかったアイゼン。大体1000円で買える。みんなも一つ用意しておこう。
木道は完全シャーベット状。
アイゼン楽しいお。
溶けているところを観察してみたところ、
融解剤を巻いているようだ。
この時期にくる客なんて、地元に金を落とすこともなかろうに。
木道より東側。
西側。
雪と空と山と、低木の白樺。なんと寒々しいことよ。
ポケットに入れてきたペットボトルはほとんど飲んでいない。
でもホッカイロと一緒にいれてきたから、生ぬるい温度はかろうじて維持していた。
結構良い方法なのかもしれない。
雪の戦場ヶ原、満喫。
先に進んで湯ノ湖。綺麗に整備され歩けるようになっているが、
それ以上のことはない。
この後、R120通称ロマンチック街道を走り吹割渓谷まで良く予定だったが
痛恨の冬季通行止め。そんなに高度が上がるわけでもないし、ここが通行止めだとは思わなかった。
大回りし赤城山へ向かう。
ドライブイン草木胡で昼食。
あまりに客が少ない時期らしく、昼時なのに小生だけ。
食券も1番目。
舞茸そば。
味は普通だが舞茸がデカくざくざく食える。
本当は草そばとかいう緑のそばを食いたかったが、
季節外。
店の外からはダム湖の眺望が開ける。
赤い陸橋…草木橋が映える。
地図を見る限り、周りにみるべきものはないが、
店においてあった観光パンフレットによると、吊り橋やらしょぼいものがたくさんあるようだ。
ちょっと進んだ先の草木ダム展望台。
堤の上が走れるようだ。
と、ここでツーリングマップルがないことに気づく。
そして先程の店の外で湖を見ているときに、ベンチに置きっぱなしにしていたことを思い出し急いで取って返すと、
地図は売店に届いていた。さすが日本。
地図自体に大した価値はないが、小生が以前から隠れスポットやら
濁り湯やら風呂の時間をちまちま書き込んできた代物だから、
失うのは厳しい。
県道16 高城山への裏ルートに入る。
狭く厳しいウネリで運転に付かれる道。
途中に不動滝というのがあるはずなんだけど…行き方が分からんかった。
写真はサンシャイン峠。展望台が設置してあり東京の夜景が見渡せるらしいが、
昼見てもいまいち。DQNスポットらしく落書きが沢山。
凍っている。
まさかこんな景色が見れるとは思わなかった。
これはすごい。
全部凍っている。
黒檜山への登山道。
標高差もなく3時間ほどで降りてこられるだろうと思ったが、
半分雪、半分ぬかるんだ土で非常に歩きにくい。
あまりに風が冷たく、命の危険を感じ30分ほどで引き返す。
写真は道中から、湖と神社が見渡せる。
若い頃だったら間違いなく突撃してたな。
凍ったカルデラ湖にかかった橋を渡る。
なかなかに幻想的。
この氷、どれほどの厚さなのだろう。
さすがに乗ってみる度胸はない。
というか、落ちた時の冷たさを考えるとチンコが縮む。
神社見学中、突然サイレンが鳴ったかと思うと地震警報。
一部だけ顔を出した水面が、変な波が立っている。
ここも水がすごく綺麗だね。
ネイチャーセンター併設で歩けるようになっている淵と湿地だが、
淵は凍り湿地は雪に埋もれ何が何だかわからぬ。
大沼から5分も走らずにたどり着く。
当然、全体が凍っている。
ここは湖全体を一周できるようになっているが…
歩くと霜が崩れ、足が埋まって歩きにくい。
土が露出しているところは、雪解け水でぬかるんでいる。
動物の足跡。けっこおう大きめ。
まさかクマーじゃないよね。
湖は完全に凍っているようにみえるが、
色の濃い部分は水があるのだろうか?
足元が悪く引き返そうと思った頃に、どこからかやってきた犬がじゃれついてきた。
小型の柴犬。
あとから来た飼い主の、おばちゃん観光客が連れてきたようだ。
本当にもの好きな人っているもんだ。
見て欲しい。
氷と地面の間が浮いている。
すなわち冬の間は、湖の底面が空洞になっているようだ。
そして氷を崩すと縦に割れる。帰りは氷を舐めながら戻った。
なぜかとても甘い。
下りの県道4号は道幅広く快適。次からはこちらを通るほうが良いだろう。
からっ風街道を通り西へ。走っている最中ずっと牛糞臭がする展望の良い道。
なんと滝の裏側から見れる! という
ことで期待していた100名瀑だが「落石のため立ち入り禁止」
まさか落ちてきた乗って、手前の糞でかい岩じゃないよね。
それにしても残念。
今日は結構歩いたし走った気がするが、
朝早く起きたせいでまだ日は高い。
といっても近場に良いスポットはなく、明日も榛名湖へいって終わり。
暇なときは風呂にはいる。
その前に夜飯と寝酒を獲得。やはり田舎は物価が安い。
富貴の湯 400円 内1外1
脱衣所風呂共々狭いが年寄りに大人気で内湯も外湯もいっぱい。
湯の色は薄緑の不思議な色をしている。
飲むと苦い味がする。
見た目は一軒家だが、源泉をドバドバかけ流す贅沢な湯。
年寄りの地震会談を聞きながら露天に浸かる。
やれ「こっちは山津波があるけんのう」とか
「パチンコやっとる最中にこんでよかったのう」とかあくまで他人事のようだ。
上がってもやることがないので連風呂する。
というわけで岩檜城温泉センターへ向かうが臨時休業。
地震で設備が壊れたのだろうか…
きた道を戻り、道の駅こもち併設の子持ちの湯へ。
透明泉で600円。
ここでも爺さん共の地震のはなしが永遠と続く。
先物ショックとあわせて欝な気分でシュラフに入る。
今日も寒い。